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何かわからない物質という理由で紹介状が3回でた話。
3年ほど前のことです。
これはヘルニアよりも軽く読める事例かと思います。
あくまで個人体験の回想なので、
参考程度にしてください。
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家族の手首に何かが起こったこと。
本人曰く『ぶちっと音がしたあと、どんどん膨らんだ。』
手首の外側というのでしょうか、延長すると小指がある手の側面に、
ぷにぷにする物体が現れました。
そのうち、押すと軽く痛みが発症するようになりました。
近所の町医者でみてもらう。
レントゲンをとっても、MRIをとっても、
骨には異常がない。
でも、膨らんだ中身が何かはわからない。
とりあえず冷やしましょうということで、
処方されたのは湿布のみ。
毎日湿布を貼る⇒皮膚が炎症を起こしだす。
結局、毎日手って使いますよね。
冷やしても毎日使うからあまり効果がなくなってきたんです。
そのうち、同じところに湿布をはるので、
皮膚が赤くなってきました。
再度病院へ。
近所も町医者行きます。
手首は専門外ということもあり、総合病院への紹介状をいただきます。
どうやら、単純に膨らんだ中の液体を注射器でとるわけにはいかないようです。
紹介状をもらって総合病院へ。
ここで見てもらいますが・・・
『この病院の方が手首の専門の先生がいる』
そう言って、○○病院の紹介状をいただくことになります。
紹介状をもらって○○病院へ。
こちらとしてはたかが手首・・・そう考えていたのですが、
実は手首には多くの神経があるようです。
まぁ、そうですよね。
冷たい熱いも手で判断しますし、滑らかか、ざらざらかも手で判断です。
神経がどこを通っているのか、
細かな神経がここにあるのか。
それは専門ではないとわからないようなのですね。
『うち(○○病院)では手術ができないので・・・』
○○病院で終わりかと思ったら、再び紹介状が手渡される。
いやさ・・・どこかのテレビ番組であるじゃん。
『この食べ物を探せ!』的な番組。
手術の設備がある病院にもかかわらず、手術ができない理由。
【痛みを発している膨らんだものの正体がわからない】
・・・聞いている自分もわかりません。
紹介状の先はがんセンター。
正体がわからないとがんセンターになるようです。
陽性なのか陰性なのかも開いてみないと分かりません。
ということで、手首に正体がわからない【物体】を仕込んだ家族と自分は、がんセンターに行くことになりました。
今までのレントゲンやらMRIやらの検査結果資料をみて、
触診する医者。
『痛いの?』
どうしてそうなったかの説明をしても反応がどちらかというと薄い医者。
結果的に手術をすることになるのですが・・・
手術前日あれこれ。
今回の手術は4泊5日の入院。
手術前の検査入院に1日。
手術日で1日。
術後経過で3日だったかなぁ・・・ちょっと記憶が曖昧です。
なぜ3年前の記憶なのにあやふやかというと・・・
手術前に衝撃的なことがありすぎたからです。
入院手続き。そして検査。手術。
実は朝ごはんに冷凍保存していたトンカツを用いて、かつ丼を作りました。
手術前日に検査をするから夕食は食べれないと言っていたのかな?
空腹時間が続くだろうし、肉ならば腹持ちもいいだろうと考え、かつ丼でいいや・・・と、短絡的な考えをしました。
まぁ、これも要因の一旦を背負う形とはなったと思います。
送迎は友人にしてもらうと話をしていたので、自分は手術日だけの立ち会いにしました。
手術日当日、朝9時ぐらいからと言われていたので、8時には現地に到着していた気がします。
ほぼ始発に近い状態で電車にのり、病院につきました。
この時には医療保険に入っていたので、病院のベッド代程度のお金は戻ってくるようにしていました。
個室代金もあまり高くはなかったため、個室にしてくれと言われ、4人部屋ではなく個室にしたのを覚えています。
個室とは言っても、部屋だけで、トイレとかは共同という部屋でした。
だから個室代が安かったのですね。
まだ全身麻酔を受けていない家族と話しをしたのですが・・・
『危うく手術延期になるところだったよ』
・・・何を言っているのだこいつ・・・
こちらとしては有給休暇をとっている上、保険に入っているとはいえ、手術代金とかお金がまたかかるのかと思うと、瞬間湯沸かし器のように頭が真っ白になりました。
手術延期になりそうになった理由
どうやら友人に送ってもらうとは言っていましたが、手術を受ける家族は病院入院手続きギリギリに病院に到着したそうです。
走って病院に到着し、そのまま呼吸が落ち着いた状態で手術前検査を受けることに・・・
血圧を測ったら250あり、
『これでは手術できませんね』
と、あっさり言われたそうです。
時間を置いて再度血圧を測ってもらい、血圧が下がったので手術が受けられるようになりました。
あとは肝臓の数値が高かったらしいので、これも手術を受けるのに不利な要因ということで指摘をうけたそうです。
手術は無事成功。
時間としては4時間ほどでしたでしょうか。
手術は無事に成功しました。
家族と言う事で、ホルマリンに漬けられた病理体というのでしょうか、手首を膨らませていたものを執刀医が見せてくれました。
ヒトコトで言うと、鳥軟骨が瓶に入っていました。
白・・・かったですね。
脂身のぷよぷよという感じではなかったです。
歯触りが感じられそうな硬さを感じました。
今でも、このとき医者にひとこと話して携帯で写真撮っておけばよかったかな・・・と思っています。
セカンドオピニオンは大事。
たかだか手首に発生した鳥軟骨ごときに病院を4箇所もタライマワシにされ、
挙句の果てに全速力で走って入院手続きしたために、血圧250をたたき出した家族。
今でこそ笑い話となりますが、振り回される側としては溜息しかでない話です。