子供を初めて親に預けた4時間半にご褒美はあげるべきか。
インフルエンザB型に初めてかかった子供を親に預け、どうしても外せない打ち合わせを行ってきた。
家を出る前に足に泣いてすがりつく子供に話しかけたことはこうだ。
『お昼寝したらチョコケーキ買ってきてあげるよ』
これで子供がおとなしく寝てくれる布石を打ってみたわけだ。
そこに子供はなんとも親泣かせなヒットを打ってくる。
『チョコケーキよりもママがいい』
確実に胸きゅんする言葉をべそかきながら言われると、決心が揺らぐ。
それでも打ち合わせに出かけた。
そして、打ち合わせ完了後、即座に家に電話をしてみると・・・
『(子供)まったく寝てないわよ。ずっとテレビつけたままおもちゃで遊んでた。』
私が寝ちゃったわ・・・と、朗らかに話す親にヲイヲイと感じながら取り合えず帰宅を急ぎながら思った。
留守番ができた4時間半にご褒美はあげるべきか。
皆様ご協力ありがとうございました。
投票数7票。
チョコケーキ買うが57%
チョコケーキ買わないが43%
さて、結局どうなったのか・・・
時系列通りに綴っていこうと思います。
スポンサードリンク
実は、ほかにも施策があったのだ。
前日はインフルエンザに子供がかかったので、何かあっては大変と親は思ったのだろう。
毎晩1缶飲んでる発泡酒をやめて、不測の事態に備えていたのだ。
初めて子供を見る親に苦労をかけたので、ピザを持ち帰ることにしていた。
ピザを引き取った後、入っていた親からのメールの内容に目がテン。
『ラーメンが食べたいと言っています』
車の中にはすでにチーズの香りが漂っています・・・
たかだか4時間半、いつもの保育園ならば12時間。
離れて生活しているのに昼寝もしないで遊んでいる子供にチョコケーキを買う必要があるのか?
ここで、子供に直接聞いてみようと思い、電話をすることにした。
『明日お昼寝するからチョコケーキ食べたい』
予想通りの回答だった。
チョコケーキを目の前に・・・
チョコケーキを子供に購入した。
つくづく甘い親だと思った。
誕生日でもないのに、ケーキにろうそくを立てて吹き消すというので、ろうそくも立てて部屋の電気を消灯して喜ばせる。
そして・・・子供がフォークを握り突き刺す。
親が作った冬瓜とひき肉を煮た煮物に。
ひとつき、ふたつき、みつき・・・
冬瓜を5つ以上食べて、『ごちそうさまでした』
一度、布団に入って5分、寝たふり演技を行い、再び食卓に戻ってフォークを握り突き刺す先は冬瓜。
『チョコケーキ、ママ食べちゃうよ!?』
『いいよ~』
・・・これはなんだ?
昼寝していないということがわかっているから自分は食べませんという行動か?
それとも、明日も昼寝をしないという宣言なのか?
結局、子供のために購入したケーキはひとくちも子供の口に入ることなく親の胃袋へ消えた。
そして、3回ほど購入しているこのチョコケーキを初めてしっかり食べたのだが、4種類の味で構成されていることを今回初めて知った・・・
そう、今まで子供が毎回ガツガツ食べていて、まともに味見をさせてもらえなかったのでわからなかった。
それだけ子供はチョコケーキに対して猫まっしぐらだったのである。
過去に店頭で床に寝転んでまで買ってくれと泣き喚いたチョコケーキだったのに・・・
それが今回は冬瓜へまっしぐら・・・
なんとも想定外の結末でした。
翌日・・・
昼寝はしっかりしました。
そして、添い寝のつもりだった自分も、しっかり睡眠とらせてもらいました。
今回はっきりしたことは、子供を思い通りにさせるためのワイルドカードを一枚失ったという、将来への不安を感じる親が誕生したということだ。
あぁ・・・困ったな・・・